連載一覧

風景のスクリーン・プラクティス
映像作家でメディア研究者の佐々木友輔さんが、映画、写真、美術、アニメにおける〈風景〉と、それを写し出す〈スクリーン〉を軸に、さまざまな作品を縦横無尽に論じる連載。1970年前後に議論された「風景論」を出発点にしつつ、その更新を目論みます。
2024/11/08
映画月報 デクパージュとモンタージュの行方
映画批評家・須藤健太郎さんによる月一回更新の映画時評。映画という媒体の特性であるとされながら、ときに他の芸術との交点にもなってきた「編集」の問題に着目し、その現在地を探ります。キーワードになるのは、デクパージュ(切り分けること)とモンタージュ(組み立てること)の2つです。
2024/11/05
迷子が不良になる時――パルマコスの映画史
「ゆらぎ」とともに映画史のさまざまな場所・時間を彷徨いつつ、そこから逆説的に自らを再定義した存在たちについて考えることから、今日において映画を見ることのなかで主体的に「迷子」となり「不良」と化すことがいかに可能か。批評という営為において問いかける。
2024/10/02
絵画を辿る 20世紀芸術の描線分析
京都を拠点に活動する、美術作家・批評家の池田剛介さんによる連載がスタート! 20世紀の絵画の「描線(ドローイング)」をテーマに毎回1人の作家をとりあげ、彼/彼女らの作品に描かれた「動き」や「身振り」としての線に注目することで、「これまで見えていなかった作品の姿」を明らかにする──絵画の見方が深まる新しい美術批評です。
2024/09/20
Creator’s Words
ジャンル・年代を問わず現代のクリエイションを生きる方々へのインタビュー企画。
2024/06/26
おすすめ展覧会と本
フィルムアート社営業部が、開催中の「おすすめ展覧会」と「あわせて読みたい本」を紹介する連載です。 本は自社・他社問わず紹介していきます!
2023/12/14
踊るのは新しい体
都内の病院に内分泌代謝科医として勤務するかたわら、SFや医療、食、身体表現に関する批評活動もおこなう注目の書き手・太田充胤による新連載がスタート! デジタルとアナログのあわい、機械と生体のあわいで身体を運用する現代人のための、生命をもたないモノたちと共に考える新しい身体論。
2023/10/06
都市は人が壊して、また創る モントリオールの微視的建築史
モントリオールに滞在中の建築史研究者・本橋仁さん。モントリオールは60年代から70年代にかけて、万博、オリンピックとビッグイベントを成功させ、いまなお都市の成長は続いている。その影で古い都市は破壊もされてきた。一方で、そうした近代化への抵抗の歴史もある。そうした都市・モントリオールから、景観や住宅事情、あるいは芸術との関わりなどをめぐりレポートしていただきます。
2023/09/22
What Brings Creation after Destruction: Architectural Microhistory in Montreal
Montreal has been growing continuously since the World Expo and the Olympic Games held in the 1960s and 1970s. However, the old city has been destroyed in the process. On the other hand, there is also a history of resistance to such modernization. In this series, Jin Motohashi, an architectural historian and staying in Montreal, will report from Montreal on the city's landscape, housing conditions, and relationship with the arts.
2023/02/03
本屋な生活、その周辺
2022/08/23
庭のかたちが生まれるとき
徹底的に庭を見よ! 美学者であり庭師でもあるユニークなバックグラウンドを持つ研究者・山内朋樹による連載。作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論。
2022/01/19
〇〇の日の話
小説家・大前粟生さんによる更新日をモチーフにした短編連載。誰もが知っている祭日から、多くの人はまだ知らない驚きの記念日まで、小説の公開日を起点に物語が紡がれる。更新日と物語が絡み合うエキサイティングな連作小説。
2020/12/25
日記百景
人はなぜ日記を書くのか。そしてなぜ人は他人の日記を読むのか。 日記という奇妙な営為は、言葉と文学に何をもたらすのか。 文芸評論家・川本直氏による読日記録。
2019/11/22
犬たちの状態 犬を通して世界を認識するための連作
小説家・太田靖久と写真家・金川晋吾による犬をめぐる短編小説と写真の共作。身近で親しみ深い動物であり、歴然とした他者でもある犬たち──そのさまざまな姿(状態)の微細な差異の豊かさを通して世界の多様性を模索する試み。
2019/11/08
ベルリン狩猟日記
作家・劇作家・演出家の千木良悠子が、ベルリンでの日々を言葉を通して思考する。
2019/10/04
となりのヘルベチカ
デザイン知識ゼロの主人公が迷いこんだのは、欧文フォントたちが集う学園だった....!?    欧文フォントの世界がするするわかる、擬人化四コママンガ。
2019/05/30
With or Without Dictionaries 日本語を翻訳する人たち
気鋭の翻訳者、小磯洋光による日英翻訳の現場最新レポート。
2018/11/09
東京狩猟日記
作家・劇作家・演出家の千木良悠子による 東京を狩り場にするための言葉と漫画による散策。  
2018/08/28
ファン・ジョンミンのがにまたは東洋一である
もっと韓国を楽しむ名作案内
韓国語翻訳家・斎藤真理子さんの 韓流から遠く離れた名作案内
2018/08/14
日本のプラグマティズム
気鋭の在野研究者・荒木優太による、すってんころりんの日本式プラグマティズム物語!
2018/04/05
石岡さんと本屋に行こう!
批評家の石岡良治さんと本屋をめぐって本トーク&その日の1冊をお買い物。 果たして今日の収穫は…?!
2018/01/29
僕たちはこうやって映画をつくる
2007年以来、大阪を拠点に自主制作ながらコンスタントに作品を撮り続けている、日本では珍しい二人組の映画監督がいる。三浦崇志と大力拓哉。自身たちの映画作りの原点やその制作過程、そして初の一般公開に至るまでの道のりについて、監督のひとり三浦崇志がゆるやかに言葉を綴る。
2017/12/15