ローマン・クルツナリックRoman Krznaric

  • Twitter
  • Facebook

update 2017.12.07

文化思想家で、日々の暮らしの重大な問題について指導するロンドンのスクール・オブ・ライフの設立メンバー、教師である。オックスファムや国連などの組織に、感情移入と会話を使って社会を変えるよう助言し、イギリスの傑出したライフスタイルの哲学者のひとりとして、オブザーバー紙にも名前が挙げられた。
シドニーと香港で育ち、オックスフォード大学、ロンドン大学、エセックス大学で学んで、博士号を取得した。ケンブリッジ大学とシティ大学ロンドンで社会学と政治学を教え、中央アメリカで難民や現地の人々と人権活動に携わった。数年間、オックスフォード・ミューズ―個人的、専門的、文化的な生活において勇気と創意を刺激することをめざす前衛的組織―でプロジェクトの責任者を務めた。ふだんは公のイベントで感情移入、愛の歴史、仕事の未来、生き方などをテーマに講演を行なっている。最近では、エディンバラ国際フェスティバル、ラティテュード・フェスティバル、ロンドン・デザイン・フェスティバルに登場した。
ローマンは、アラン・ド・ボトンが編集したスクール・オブ・ライフの実用哲学シリーズの一冊、『仕事の不安がなくなる哲学』の著者である。また、The First Beautiful Game: Stories of Obsession in Real Tennisでスポーツが人生に与えるものについて書き、歴史家セオドア・ゼルディンと共同でGuide to an Unknown Universityも編集した。彼の著作は十カ国以上で翻訳され、感情移入のみに集中したブログwww.outrospection.orgは世界中のメディアに取り上げられている。
ローマンは熱狂的なテニスプレーヤーで、園芸家としても働き、家具作りに情熱を注いでいる。詳細はウェブサイトwww.romankrznaric.com.を参照されたい。
©Kate Raworth

この著者の最新記事