1936年生まれ。1997年から2001年まで東京大学第26代総長。主な著書に、『反゠日本語論』(筑摩書房/読売文学賞受賞)、『凡庸な芸術家の肖像 マクシム・デュ・カン論』(青土社/芸術選奨文部大臣賞受賞)、『監督 小津安二郎』(筑摩書房/仏訳 映画書翻訳最高賞)、『「赤」の誘惑―フィクション論序説』『随想』(以上、新潮社)、『「ボヴァリー夫人」論』(筑摩書房)、『伯爵夫人』(新潮社/三島賞受賞)、『陥没地帯/オペラ・オペラシオネル』(河出書房新社)、『〈淫靡さ〉について』(工藤庸子との共著/羽鳥書店)など多数。1999年、芸術文化コマンドゥール勲章受賞。