フィルムアート社営業部が、開催中の「おすすめ展覧会」と「あわせて読みたい本」を紹介する連載です。
本は自社・他社問わず紹介していきます!
第4回:ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開
セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ
2023年6月3日[土] ― 8月20日[日]
アーティゾン美術館
展覧会サイト:https://www.artizon.museum/exhibition_sp/abstraction/
【展覧会概要】
20世紀美術の主要な動向である抽象絵画の歴史が、その発生からおおよそ1960年代までの展開に沿って紹介されています。約150点の石橋財団コレクションに、国内外の美術館や個人コレクションからの作品を合わせた264点が集結し、抽象絵画の流れを俯瞰できます。
「抽象絵画の覚醒と展開」という展覧会名に見合った、驚くほど充実した内容の展覧会です。メインヴィジュアルにフランティセック・クプカ《赤い背景のエチュード》(1919頃)が用いられているように、国内ではあまり知られていない作家や潮流も積極的に紹介されています。20世紀美術に関心のある向きは必見の展覧会です。
【あわせて読みたい本】
・ART SINCE 1900:図鑑 1900年以後の芸術
・抽象の力 近代芸術の解析
・グリーンバーグ批評選集